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皮膚科でのタコ治療

皮膚科でのタコ治療

足の裏など、一部分だけ皮が分厚くなっている個所ができる場合があります。
これがタコと呼ばれます。
似た症状に魚の目があり、タコと非常によく似ていますが、タコの場合は痛みなどがあまり出ないのが特徴です。
魚の目の場合、一見するとタコと同じように皮が分厚くなっているだけのように見えますが、実は中央に角質の柱のようなものができており、これが足の裏を圧迫する形となるため、歩くと痛みが出てくるのが特徴です。
タコの場合はこのような角質の柱などはなく、歩いたときの痛みもあまりないのですが、見た目を気にする方もおられますし、そこだけ何か違和感があって気持ち悪いということから治療を希望される方もよくおられます。
また、タコも大きくなると痛みが出る場合もないわけではありませんから、そのようなときは早めに治療を考えてください。
治療は皮膚科で可能です。

皮膚科でのタコの治療の内容は、これを直接病院で削るというものです。
分厚くなっている皮を削り取るだけですから、痛みはほとんどありません。
そのまますぐに削るのではなく、角質を柔らかくした後に削るという方法もあります。
角質を柔らかくするにはスピール膏を使います。
柔らかくする成分がついた絆創膏のようなものです。
これを数日間貼ってもらい、角質を柔らかくしてから削るという治療になります。
どのような治療になるかは受診した皮膚科や症状によっても決まりますから、診察を受けた医師によく聞いてください。
削るとタコの治療も完了しますが、場合によっては再発することもあります。
足に合わない靴やハイヒールを長時間はくなど、特定の位置に強い力が慢性的に加わるとタコも再発しやすくなります。
再発した場合はまた皮膚科を受診し、削ってもらえばOKです。
根本治療を望むときは靴や歩き方、姿勢などを見直す必要がある場合もあります。

タコの治療にかかる費用は?

皮膚科でタコの治療を受けたときは保険診療となりますから、費用は三割負担となりますから、非常に高額の治療費がかかるといったことはそれほどありません。
ただし、病院で処置を受ける形となるため、診察料以外にも費用がかかります。
それを含めて初診時には1500~2000円ほど、再診時には1000円ほどかかる場合があります。
診察を受けて薬をもらうだけのときに比べて治療費は少し高くなる場合がありますが、保険適用となるため、比較的お手頃価格です。
もちろん保険適用の一般皮膚科を受診したときの場合です。
美容皮膚科の自由診療を利用すると治療費が高額となるため注意してください。